Beginner's Guide

はじめてのSUPER BEAVER 入門ガイド

努力や青春を飾らない言葉で歌い続けてきたロックバンド、SUPER BEAVER。結成から20年、地道なライブ活動と数々のタイアップ曲を通じて多くの人に届いてきたその音楽を、代表曲とアルバムの流れに沿って紹介する。

SUPER BEAVER読了目安 5分

Introduction

はじめに

SUPER BEAVERは、東京都出身の渋谷龍太(Vo.)、柳沢亮太(Gt.)、上杉研太(Ba.)、藤原「広明」(Dr.)による4人組ロックバンドである。2005年4月、高校の先輩後輩関係にあった渋谷、上杉、柳沢に、柳沢の幼馴染みである藤原を加えて結成された。結成当初から10代対象の音楽コンテストで入賞するなど早熟な才能を示し、2007年にインディーズデビュー、2009年にメジャーデビューを果たしている。順調な滑り出しに見えた一方、2011年には所属レーベル・事務所を離れるという大きな転機を経験し、自主レーベルでの活動を通じてライブハウスシーンで地力をつけ直した。その後2014年にロックレーベル[NOiD]に加入し、2016年のアルバム『27』で自身初のオリコンTOP10入りを果たすなど着実に支持を広げ、2020年にはメジャーレーベルへ再契約。以降はアニメ・ドラマ・映画とのタイアップに数多く恵まれながら、ホール・アリーナ・ドームへと活動規模を拡大してきた。2025年4月には結成20周年を迎え、2026年には自身初となるドームツアーも予定されている。

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飾らない言葉で歌うロックバンド

SUPER BEAVERというバンド名は、柳沢の「動物の名前をつけたい」という発言から「ビーバー」が決まり、語呂の良さから「スーパー」を加えて生まれたもので、名前自体に深い意味はないという。しかしそのサウンドと歌詞世界には、聴き手一人ひとりに正面から語りかけるような一貫した姿勢がある。ボーカル渋谷龍太の熱を帯びた歌声と、日常の中の葛藤や希望を飾らない言葉で綴る詞は、フェスやライブハウスの現場で長年支持を集めてきた核であり、初めて聴く人がまず感じ取りやすい魅力でもある。

聴くポイント

  • — ストレートな歌詞
  • — 渋谷龍太の熱量ある歌唱
  • — バンドとしての一体感

こんな人におすすめ

  • — 歌詞に共感できるロックバンドを探している人
  • — ライブバンドとしての熱量を重視するリスナー

ネクストステップ

まずは代表曲から実際の楽曲に触れてみることをおすすめする。

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最初の一曲におすすめしたい代表曲

初めてSUPER BEAVERを聴くなら、映画『東京リベンジャーズ』の主題歌として書き下ろされた「名前を呼ぶよ」や、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期オープニングテーマとなった「ひたむき」が入り口として親しみやすい。いずれもタイアップ作品の世界観に寄り添いながら、サビで感情が一気に開けていくバンドらしいダイナミズムを備えており、SUPER BEAVERの音楽的な骨格を短時間で掴むことができる。

聴くポイント

  • — サビにかけての盛り上がり
  • — タイアップ作品と楽曲メッセージの重なり

こんな人におすすめ

  • — アニメや映画から音楽に入りたい人
  • — 邦楽ロックの入門曲を探している人

ネクストステップ

気に入った曲が収録されたアルバムへ進むと、バンドの表現の幅がより見えてくる。

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最初のアルバムにおすすめしたい2枚

アルバムから聴き始めるなら、自身初のオリコン週間TOP10入りを果たした『27』か、初の日本武道館単独公演を経て制作された『歓声前夜』が入りやすい。『27』は自主レーベル時代を経て支持を広げていく過程の熱量を、『歓声前夜』はバンドとしての規模拡大期の充実したサウンドをそれぞれ映しており、SUPER BEAVERというバンドの成長の軌跡を通して聴くことができる。

聴くポイント

  • — アルバム全体を貫くバンドの一体感
  • — 収録曲ごとのテーマの幅

こんな人におすすめ

  • — アルバム単位でじっくり聴きたい人
  • — バンドの転機となった作品を知りたい人

ネクストステップ

その後は近年のシングルやアルバム『音楽』『東京』へ進むと現在の活動につながる。

04

近年の代表曲とタイアップの広がり

2020年のメジャー再契約以降、SUPER BEAVERは数多くのタイアップ曲を発表してきた。映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』の前後編主題歌となった「グラデーション」「儚くない」、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期OPの「ひたむき」、フジテレビ系「めざましテレビ」2025年度テーマソング「主人公」、映画『金子差入店』主題歌「まなざし」、『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』主題歌「燦然」、フジテレビ系2026アスリート応援ソング「生きがい」など、映像作品やスポーツと結びついた楽曲が相次いでいる。これらは2024年発売のアルバム『音楽』、2026年発売のアルバム『人生』に集約されており、現在のSUPER BEAVERの活動を俯瞰するのに適した作品となっている。

聴くポイント

  • — タイアップ作品の世界観との呼応
  • — 近年のサウンドプロダクションの充実

こんな人におすすめ

  • — 最新の活動から聴き始めたい人
  • — タイアップ曲をきっかけに知った人

ネクストステップ

気になったタイアップ曲から遡って初期のアルバムを聴くと、バンドの変化がより明確になる。

05

ライブバンドとしての魅力と現在地

SUPER BEAVERは結成以来、年間100本近いライブ活動を継続してきたことで知られ、地道な対バンツアーやフェス出演を重ねながら支持を広げてきたバンドである。2018年の日本武道館単独公演を皮切りに、アリーナ、そして2026年には自身初となるドームツアー「都会のラクダ DOME TOUR 2026」を予定するまでに規模を拡大した。2025年に結成20周年を迎えた際の活動に密着したライブ&ドキュメンタリー映画『SUPER BEAVER LIVE & DOCUMENTARY -現在地-』も公開されており、ライブバンドとしての現在地を確認できる作品となっている。

聴くポイント

  • — ライブ音源に刻まれた熱量
  • — ドキュメンタリーで語られる結成からの歩み

こんな人におすすめ

  • — ライブパフォーマンスに関心がある人
  • — バンドの歩みを映像を通じて知りたい人

ネクストステップ

ライブ音源に触れた後は、スタジオ音源のアルバムと聴き比べてみるとバンドの多面性が見えてくる。

Choose Your Route

あなたの好みから選ぶ

アニメ・映画・ドラマのタイアップ曲から知りたい

映像作品との出会いをきっかけに聴き始めたい人には、タイアップ曲が集約された近年のアルバムがおすすめである。

音楽

『東京リベンジャーズ2』の前後編主題歌やTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』OP曲など、映像タイアップ曲が多数収録されている。

人生

映画『金子差入店』主題歌やNHK夜ドラ『バニラな毎日』関連曲など、直近のタイアップ曲を網羅した最新作。

アルバム全体でバンドの成長を追いたい

デビューからの歩みを順に追いたい人には、ブレイク前後を映す2枚を薦めたい。

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自主レーベル期を経て支持を広げ、自身初のオリコンTOP10入りを果たした転機となる作品。

東京

メジャー再契約後、映画『東京リベンジャーズ』主題歌を含む楽曲群で活動規模を広げた時期の作品。

ライブ感のある音源を楽しみたい

スタジオ音源だけでなくライブでの熱量を味わいたい人には、近年のライブ音源作品が向いている。

映画『SUPER BEAVER LIVE & DOCUMENTARY -現在地-』オリジナル・サウンドトラック

結成20周年にあたる2025年のKアリーナ横浜公演の音源をセットリスト全曲収録したサウンドトラック。

SUPER BEAVER 20th Anniversary 「都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム」 (LIVE)

結成20周年記念公演としてZOZOマリンスタジアムで行われたライブの音源を収めた作品。

静かに染みる楽曲を求めている

疾走感のあるロックナンバーだけでなく、じっくりと聴かせる楽曲を求める人には次の作品を薦めたい。

アイラヴユー

映画『水上のフライト』主題歌「ひとりで生きていたならば」など、静かな情感を湛えた楽曲を収めたアルバム。

人生

NHK夜ドラ『バニラな毎日』主題歌「涙の正体」など、心情に寄り添うバラード曲を含む最新作。

Career Flow

キャリアの流れ

SUPER BEAVERの歩みは、結成からメジャーデビューまでの早熟期、レーベル離脱を経た自主制作期、[NOiD]加入によるブレイク期、メジャー再契約後の活動拡大期という大きく4つの時期に分けて捉えることができる。

  1. 結成・メジャーデビュー期(2005年~2010年)

    2005年4月に東京都で結成。結成7ヶ月ほどで10代対象の音楽コンテストに入選するなど早くから注目され、2007年にインディーズデビュー、2009年にはシングル「深呼吸」でメジャーデビューを果たした。表題曲はアニメ『NARUTO-疾風伝-』のエンディングテーマに起用されるなど、タイアップにも恵まれたスタートとなった。

    幸福軌道
    SUPER BEAVER
  2. レーベル離脱と自主制作期(2011年~2013年)

    2011年秋、所属していたメジャーレーベルと事務所を離れる決意をし、以降は自主レーベルを立ち上げて年間100本を超えるライブ活動を展開した。この時期はメジャーシーンから離れた分、ライブハウスでの研鑽を重ねる期間となった。

    未来の始めかた
    世界が目を覚ますのなら
  3. [NOiD]加入とブレイク期(2014年~2019年)

    2014年にロックレーベル[NOiD]に加入し、フルアルバム『361°』をリリース。2016年のアルバム『27』で自身初のオリコン週間TOP10入りを果たし、2018年には初の日本武道館単独公演を実現するなど、着実に活動規模を拡大していった。

    361°
    愛する
    27
    歓声前夜
  4. メジャー再契約と活動拡大期(2020年~2023年)

    2020年4月にメジャーレーベルと再契約。映画『東京リベンジャーズ』主題歌「名前を呼ぶよ」などのタイアップに恵まれながら、アリーナ規模のライブへと活動を広げた。

    アイラヴユー
    東京
  5. 20周年とドームツアー期(2024年~現在)

    2024年発売のアルバム『音楽』、2026年発売のアルバム『人生』を通じて数多くのタイアップ曲を発表。2025年4月に結成20周年を迎え、同年の活動を追ったライブ&ドキュメンタリー映画やそのサウンドトラックも公開された。2026年には自身初となるドームツアーが予定されている。

    音楽
    人生
    映画『SUPER BEAVER LIVE & DOCUMENTARY -現在地-』オリジナル・サウンドトラック

Conclusion

次の一曲へ

結成から20年以上にわたり、SUPER BEAVERは飾らない言葉と熱量あるライブパフォーマンスを軸に支持を広げてきたロックバンドである。タイアップ曲から入っても、代表アルバムを通しで聴いても、その先には地道な活動によって積み重ねられてきた一貫した音楽性が見えてくる。まずは気になった一曲から、そしてアルバム、さらにはライブ音源へと聴き進めることで、SUPER BEAVERというバンドの現在地までの歩みを楽しむことができるはずだ。

参考情報

  1. BIOGRAPHY|SUPER BEAVER OFFICIAL SITE|SUPER BEAVER 友の会 — SUPER BEAVER OFFICIAL SITE
  2. SUPER BEAVER — Wikipedia
  3. SUPER BEAVER(スーパービーバー)とは?不屈のロックバンドの軌跡、人気曲、メンバー詳細プロフィールも — THE FIRST TIMES (2022-12-02)
  4. SUPER BEAVER ニューシングル『主人公』2025年7月2日発売 — TOWER RECORDS ONLINE (2025-05-30)
  5. SUPER BEAVERがシングル「燦然 / 生きがい」リリース、初回盤に国際フォーラム公演の音源収録 — 音楽ナタリー (2026-01-07)
  6. SUPER BEAVERの新曲「まなざし」が、第29回釜山国際映画祭出品作品となる映画『金子差入店』主題歌に決定!2025年より全国ロードショー! — encore(USEN)
  7. SUPER BEAVER ニューアルバム『人生』2026年6月24日発売 — TOWER RECORDS ONLINE (2026-03-20)
  8. SUPER BEAVER、新AL『人生』全収録曲タイトル解禁 — OTOTOY (2026-05-26)
  9. SUPER BEAVER、映画『SUPER BEAVER LIVE & DOCUMENTARY -現在地-』オリジナル・サウンドトラック配信決定 — ぴあ音楽 (2026-06-02)
  10. 映画『SUPER BEAVER LIVE & DOCUMENTARY -現在地-』オリジナル・サウンドトラック配信決定!Kアリーナ横浜公演のライブ音源を全曲収録! — SUPER BEAVER OFFICIAL SITE
  11. 儚くない / SUPER BEAVER — OTOTOY
  12. SUPER BEAVER、新曲「生きがい」が"ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック"に向けたフジテレビ系2026アスリート応援ソングに — Skream!
  13. SUPER BEAVER | 20th ANNIVERSARY — ソニーミュージック